昨年、欧州連合(EU)加盟28カ国と欧州自由貿易連合(EFTA)加盟4カ国(スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)に亡命を申請した北朝鮮人は計85人だったことが29日までにわかった。韓国の聯合ニュースがEU統計局(ユーロスタット)の集計として伝えた。
亡命申請者が最も多かったのはドイツの30人で、フランスと英国がそれぞれ20人、スウェーデン、ルクセンブルク、ブルガリアがそれぞれ5人だった。
北朝鮮人の欧州各国への亡命申請は2013年の400人をピークに、2014年140人、2015年130人と減少に転じている。
減少の理由は、北朝鮮の国内経済の好転や、欧州各国の難民受け入れ基準の強化などが考えられるという。