ペルーが、自国駐在の北朝鮮外交官2人に対して追放命令を下した。
ペルー外務省は22日に発表した声明で、北朝鮮大使館のパク・ミョンチョル1等書記官と、チ・ヒョク3等書記官に対して15日以内に出国するよう通告したと明らかにした。これは、2人をペルソナ・ノン・グラータと宣言したものだ。
その理由としてペルー外務省は、2人が外交活動と合致しない行動を行ったことが確認されたことと、北朝鮮が国連安全保障理事会で採択された制裁決議に違反し続けていることを理由に挙げた。しかし、実際にどのような活動を行ったについては言及していない。
ペルーは今年7月、北朝鮮大使館の人員を6人から3人に減らす措置を取ったのに続き、9月にはキム・ハクチョル大使を追放した。
北朝鮮は、中南米でペルー以外にもメキシコ、ブラジル、ベネズエラ、キューバの5カ国に大使館を置いているが、メキシコは今年9月、北朝鮮大使を追放している。また、スペイン、イタリア、ポルトガル、アラブ首長国連邦などは外交官を追放したり、外交、貿易関係を断絶したりする措置を取っている。