北朝鮮外務省の報道官(スポークスマン)は24日、国連安保理の制裁決議第2397号を全面排撃すると主張する声明を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

国連安全保障理事会は22日午後(日本時間23日未明)、北朝鮮が11月に新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、同国に対する追加制裁決議案を全会一致で採択した。

声明は、今回の制裁決議は「米国とその追随勢力によってつくり上げられた」とし、「わが共和国の自主権に対する乱暴な侵害、朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊する戦争行為」としながら全面排撃すると主張した。

また、同国の核兵器について「米国の敵視政策と核威嚇・恐喝に終止符を打つために核拡散防止条約(NPT)外で正々堂々と開発、完成したわれわれの核兵器はいかなる国際法にも抵触しない自衛的抑止力である」と強調した。

さらに、「米国とのいかなる核戦争にも対処できる国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業を立派に実現したわが人民の勝利的前進をすでに破綻した『制裁』などで阻むことができると思うならそれより大きな誤算はない」と述べた。

その上で、「われわれは、米国と実際の力のバランスを取って米国の核威嚇・恐喝と敵対策動を根源的に終息させるための自衛的核抑止力をより磐石のごとく打ち固めるであろう」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 国連安保理「制裁決議」第2397号を全面排撃

【平壌12月24日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは24日、次のような声明を発表した。

われわれの国家核戦力完成の歴史的大業の実現に完全に気を失った米国が史上最悪の制裁・圧迫策動によりいっそう狂奔している。

23日、米国はわれわれの大陸間弾道ロケット「火星15」型試射の成功に言い掛かりをつけてわが共和国に対する全面的な経済封鎖同様の国連安保理「制裁決議」第2397号なるものをまたもやつくり上げた。

われわれは、米国とその追随勢力によってつくり上げられた今回の「制裁決議」をわが共和国の自主権に対する乱暴な侵害、朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊する戦争行為とらく印を押し、全面排撃する。

われわれが歴史のあらゆる風波の中で折り重なる試練に打ち勝って国家核戦力完成の大業を成し遂げたのは、米帝の核恐喝政策と核脅威から国の主権と領土保全と人民の平和な生活を守り、朝鮮半島とひいては世界の平和と安全を頼もしく裏付けるためである。

われわれが累次にわたって闡明(せんめい)した通り、米国の敵視政策と核威嚇・恐喝に終止符を打つために核拡散防止条約(NPT)外で正々堂々と開発、完成したわれわれの核兵器はいかなる国際法にも抵触しない自衛的抑止力である。

力による「米国第一主義」を唱えて世界制覇の荒唐無稽(こうとうむけい)な夢を実現してみようと至る所で軍事的恐喝と威嚇をこととする米国の策動を粉砕するためにはただ、強力で威力ある核抑止力を全面的に強化すべきだというのがこれまでの反米対決戦を通じてわれわれが得た鉄の真理である。

米国とのいかなる核戦争にも対処できる国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット強国偉業を立派に実現したわが人民の勝利的前進をすでに破綻した「制裁」などで阻むことができると思うならそれより大きな誤算はない。

米国とその追随勢力は、米本土に実際的な核威嚇を加えられる戦略国家に急浮上したわが共和国の実体を瞬間も忘れてはならない。

米国が安らかに暮らすことを願うなら、対朝鮮敵視政策を中止して核を持ったわれわれと共存する方法を学び、われわれが千辛万苦に耐えて開発、完成した核兵器を放棄するかもしれないという妄想から一日も早く覚めなければならない。

今回の「制裁決議」で招かれる全ての結果は全的に、「決議」の採択に手をあげた国々が責任を負うべきであり、われわれはそれについていつまでも厳しく計算するであろう。

前進路上にいかなる難関と挑戦が横たわっているとしても失望したり恐れたりせず、むしろより明るい未来を確信しているわが人民の不屈の意志をくじく力はこの世にない。

われわれは、米国と実際の力のバランスを取って米国の核威嚇・恐喝と敵対策動を根源的に終息させるための自衛的核抑止力をより磐石のごとく打ち固めるであろう。

米国と敵対勢力がいくら狂奔しても、偉大な指導者の周りに固く団結した不敗の一心団結と最強の軍事力、自力自強の強力かつ威力ある力で進むわが共和国は永遠に強大な国、自主・自立・自衛の城塞として光を放つであろう。―――

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