北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は22日、韓国の文在寅政権が国防予算を大幅に増額させたことを非難する署名入りの論評を配信した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

韓国国会は6日、2018年度の予算案を可決した。国防分野の予算は43兆1581億ウォン(約4兆5500億円)に確定。前年比増加率は7.0%増で、2009年度の8.7%以来、9年ぶりの高水準となった。

これに対して論評は、「われわれとあくまで軍事的に対決しようとする無謀な妄動である」と糾弾した。

また、韓国政府が北朝鮮の脅威を理由に米国から兵器を購入しようとしているとし、これに対して「南朝鮮人民の利益を犠牲にして宗主の腹だけを肥やしてやる醜悪な親米・事大主義的売国行為だと言わざるを得ない」と強調した。

さらに、文政権が北朝鮮との対話を通じた平和的解決を主張していることに対して、「戦争狂の李明博・朴槿恵逆徒も顔負けする自分らの好戦的正体を覆い隠すための図々しい醜態」と非難した。

その上で、「かいらい好戦狂らがわれわれに反対して起こしている軍事的対決騒動が、トランプ一味の侵略戦争狂気をあおり立て、ひいては核戦争の惨禍をもたらすようになるということは言うまでもない」と主張した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」南朝鮮かいらいの「国防予算」増額を糾弾

【平壌12月22日発朝鮮中央通信】最近、南朝鮮のかいらい一味がいわゆる「核威嚇」と「圧倒的な軍事的優位実現」について唱えて来年の「国防予算」を大幅に増額させた。

かいらい国会で通過した2018年度の「国防予算」を見れば、それは今年に比べて7%も増えた。

これは、「国防予算」増加率において李明博逆徒の執権時期である2009年以後最も高いものだという。

22日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは外部勢力と共謀、結託して侵略戦争の準備にいっそう拍車をかけながらわれわれとあくまで軍事的に対決しようとする無謀な妄動であると糾弾した。

同紙は、かいらいの今回の「国防予算」増額はトランプの要求通りに米国産兵器を大量に購入するためだとし、次のように指摘した。

かいらいが誰それの「威嚇」を口実に莫大な血税を蕩尽(とうじん)して米国から数多くの殺人戦争装備を買入しようとするのは、南朝鮮人民の利益を犠牲にして宗主の腹だけを肥やしてやる醜悪な親米・事大主義的売国行為だと言わざるを得ない。

現かいらい執権勢力は口先では「対話」と「平和」「南北関係の復元」についてうんぬんしている。

しかし、それは戦争狂の李明博・朴槿恵逆徒も顔負けする自分らの好戦的正体を覆い隠すための図々しい醜態である。

かいらい好戦狂らがわれわれに反対して起こしている軍事的対決騒動が、トランプ一味の侵略戦争狂気をあおり立て、ひいては核戦争の惨禍をもたらすようになるということは言うまでもない。---

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