20日付の北朝鮮の各紙は、「南朝鮮の執権者」としながら、韓国の文在寅大統領を糾弾する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

文氏は8日、青瓦台(大統領府)で就任後初めて全軍主要指揮官招請昼食会を開き、「確固たる対北抑制力を備えることが、北韓(北朝鮮)の挑発と韓半島(朝鮮半島)の戦争再発を許さないという強力な意志の表れ」と述べた。

また、韓国軍は北朝鮮による核や弾道ミサイルの攻撃を防ぐため、「韓国型3軸体系」という防衛構想を進めている。このなかには、有事の際、金正恩党委員長らを除去する「斬首計画」も含まれる。

こうした動きに対して、朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、「南朝鮮執権者のたわごとは同族に対する極度の敵対意識を鼓吹し、かいらい好戦狂らをわれわれとの軍事的対決へ駆り出す扇動のほらである」と糾弾した。

また、「かいらい好戦狂らは『力の優位』だの、『確固たる抑止力』だのと言っていくらじたばたしても、米国の戦争手先の哀れな境遇は変わらず、そうするほどむしろ、抜き差しならぬ窮地により深く陥るということをはっきりと認識すべきだ」と主張した。

内閣機関紙・民主朝鮮も署名入りの論評で、「この上なく愚かなトランプなどに期待をかけていまなお反共和国対決妄言をオウムのように受け売りする南朝鮮の執権者が実に笑止千万である」と嘲笑した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

各紙 南朝鮮のかいらい執権者の反共和国対決妄言を糾弾

 

【平壌12月20日発朝鮮中央通信】先日、南朝鮮の執権者が全軍主要指揮官会議に参加したかいらい軍部頭目らを青瓦台に呼び入れて誰それの「核・ミサイル威嚇」が速く高度化、現実化していると悲鳴を上げ、「圧倒的な力の優位達成」だの、「確固たる抑止力」だのと寝言のような「強兵」うんぬんを並べ立てた。

そうかとすれば、米国とのミサイル指針改正による新しいミサイル開発の措置を早く実行し、先端軍事装備の獲得と開発を進めて「3軸打撃システム」を早期に構築しろと手下らをせきたてた。

20日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、南朝鮮執権者のたわごとは同族に対する極度の敵対意識を鼓吹し、かいらい好戦狂らをわれわれとの軍事的対決へ駆り出す扇動のほらであると糾弾した。

同紙は、今回、南朝鮮の執権者が米国の核威嚇・恐喝に対処したわれわれの自衛的な措置をまたもや「威嚇」に罵倒したが、これが同族のすることなら無鉄砲にけちをつけて挑戦するかいらいの意地悪い悪習の発露であると暴いた。

また、かいらい好戦狂らは「力の優位」だの、「確固たる抑止力」だのと言っていくらじたばたしても、米国の戦争手先の哀れな境遇は変わらず、そうするほどむしろ、抜き差しならぬ窮地により深く陥るということをはっきりと認識すべきだと主張した。

同日、「民主朝鮮」紙も署名入りの論評で、この上なく愚かなトランプなどに期待をかけていまなお反共和国対決妄言をオウムのように受け売りする南朝鮮の執権者が実に笑止千万であると嘲笑(ちょうしょう)した。---

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