北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は13日、韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防相を「極悪な売国逆賊、特等対決狂人」と糾弾する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮が11月29日に大陸間弾道ミサイル「火星15」型を発射したことを受け、米国が海上封鎖を強化する方針を打ち出す中、宋氏は韓国の国会国防委員会全体会議で「そのようなことが要求されれば検討せざるをえない」と述べた。
(関連記事:北朝鮮メディア「海上封鎖は宣戦布告」…米国を非難)論評は、宋氏が「戦術核兵器の再配備に関連する保守野党議員の主張に対して、『同じ考え』だとけん伝した」と指摘し、「これは親米・事大に狂い、同族対決野望が骨髄にまで徹した極悪な売国逆賊、特等対決狂人の本性を余地なくさらけ出した妄動である」と糾弾した。