北朝鮮の平壌で「第8回軍需工業大会」が11日、開幕した。金正恩党委員長が大会に参加した。朝鮮中央通信が12日、伝えた。
同通信は大会について、「朝鮮労働党の軍需工業政策を貫徹するための闘いで収められた成果と経験を総括し、並進の旗印を高く掲げてチュチェの国防工業発展の最盛期を開き、社会主義朝鮮の必勝不敗の威力を力強く宣揚するための対策的問題を討議する」と述べた。
北朝鮮は2012年12月12日に「人工衛星打ち上げ」と称する事実上の長距離弾道ミサイル「銀河3号」の発射に成功。金正恩氏にとってはミサイル関連で初の成果だったこともあり、大会は前日の12月11日に開幕したと見られる。
【画像】第8回軍需工業大会
北朝鮮メディアが、軍需工業大会が開かれたことを報じるのは初である。大会を公開することによって、核ミサイル開発の成果を誇示すると同時に、改めて核開発を継続することをアピールした形だ。