韓国で最近、1人の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士の「腸内環境」を巡り、衝撃が広がった。板門店の共同警備区域(JSA)から韓国側に亡命しようとした彼は、北朝鮮側から銃撃を受けた。2回の大手術を受け一命をとりとめたが、腸内から数十匹の寄生虫が発見されたのだ。
韓国でも日本でも「貧しかった時代の思い出」として語られる寄生虫だが、北朝鮮では依然として蔓延していることが衝撃を持って受け止められた。肥料が不足している北朝鮮で、人糞を発酵させて作った下肥が肥料として使われていることが主な原因と思われるが、それ以外にも劣悪な衛生環境が影響していた可能性がある。
(参考記事:必死の医療陣、巨大な寄生虫…亡命兵士「手術動画」が北朝鮮国民に与える衝撃)北朝鮮では、首都平壌ですら断水や給水制限が起きる。