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昨年から制裁の強度が強い言われている国連の対北制裁決議案1874号が発効されたにもかかわらず、北朝鮮の武器輸出額は対北制裁以前の2006年レベルに回復した。

ソン・ヨンャ搭c員は4日、メディアとのインタビューで「韓国の情報機関が把握した金額だけで5000万ドルに達する。実際にはこれよりも多いと想定できる」と話した。

情報当局は北朝鮮の武器輸出が増えた理由として、輸出手段を船舶から航空機に変えるなど輸出手段の多様化や、ミサイル、大砲などの完成品から部品や軍需工場支援などインフラの輸出など輸出品目の多様化を挙げている。

昨年9月に、タイのバンコク空港で北朝鮮製長距離ミサイルのデポドン2号の部品など武器36トンを積んだグルジア籍の貨物機がタイ当局に摘発された。その2ヵ月後にはコンゴ行きの船舶から北朝鮮製T-54と55戦車の部品が南アフリカ共和国政府に押収された。

2006年に国連決議案1718号が通過され対北制裁が本格的に行われたが、その直後には北朝鮮の武器輸出が前年の1/7程度の3000万ドルに急減したが、これが回復したと見られる。

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対北制裁が実効性を高める為には、対北金融制裁と共に北朝鮮の武器輸出を防ぐための国際協力の強化が必要だと指摘されている。