朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は、規律に非常に厳しい。兵士が車を運転するにあたっても、事細かく規則が決められている。
6月11日付け朝鮮人民軍の新聞「朝鮮人民軍報」は、紙面に兵士が守るべき運転規則を掲載した。安全な車の運転姿勢、道路や車の監視義務の履行、秩序の順守、服装、喫煙や会話の禁止など、内容は多岐にわたっている。
運転してはいけない車として、次のような項目が挙げられている。
◯ステアリングや制動装置が備わっていない車
◯照明や信号装置が備わっていない車
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面◯バックミラーがない車
◯ワイパーが故障している車
◯排気ガスが環境基準を超えている車
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面◯オンボロ車
これを見た脱北者は失笑しつつ次のように述べている。
「木炭車が走っている国が北朝鮮だ。そんな国が環境基準とはおかしな話だ。オンボロ車を禁止しているのも、全く現実性がない。貧しいくせに形には拘る北朝鮮の現状を現している内容だ」
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面規則はさらに、駐車場など指定の場所以外の駐車や車内での居眠りや飲食、また、運転免許の等級に合わない車の運転も禁じている。「技術検査の有効期間が過ぎた車は運転していはいけない」というのは、車検切れの車は運転するなということのようだ。