中国は今までも、北朝鮮への圧力の一つとして、補修工事を理由に橋を通行止めにしている。
(参考記事:「橋の通行止め」で北朝鮮に圧力をかける中国の思惑)この鴨緑江大橋は、1943年にかけられた鉄道・道路併用橋だ。朝鮮戦争中に米軍の爆撃で破壊されたが、補修されて今でも使い続けられ、中朝貿易の7割を担っていると言われている。
老朽化が激しく、事故のたびに橋の一部が破損するが、貿易が滞ることを恐れた北朝鮮は、本格的な補修工事に後ろ向きだ。実際、2015年9月に起きたトラックの横転事故では、橋脚の一部が破損した。