北朝鮮外務省のスポークスマン(報道官)は2日、米国が「先鋭な一触即発の現朝鮮半島の情勢を爆発へ追い込もうとしている」と糾弾する声明を発表した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

声明は、今月4日から米韓軍が行う合同軍事演習について、「米国の主要戦略資産である最新鋭ステルス戦闘機F22ラプターとF35を含む日本と南朝鮮の空軍基地から230余機の戦闘機と1万2000人余りの米軍兵力が参加することになる」とし、「前例のない規模で実戦を想定した連合空中訓練を行うのは、今回が初めてである」と指摘した。

これに対して、「今、トランプ一味は朝鮮半島で危険極まりない核の賭博をしながら核戦争を物乞いしている」と述べた。

また、「諸般の事実は、朝鮮半島と世界の平和をかく乱し、破壊する本当の核戦争狂信者、核の悪魔が誰なのかをはっきりと示している」と米国を非難した。

つづけて、「米国がわれわれの正々堂々たる自衛的核抑止力強化措置を世界の平和と安全に対する脅威に罵倒してわれわれを『悪魔化』するのは、われわれに対する核先制攻撃の口実を設けようとするところにあり、核戦争の前奏曲であると言える」と主張した。

さらに、「わが国家核戦力の使命は、自衛的核保有国の地位をより強固にすることに関する朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令に明らかにされたように、共和国に対する米国の侵略と攻撃を抑止し、撃退して、侵略の本拠地に対するせん滅的な報復打撃を加えるところにある」と威嚇した。

その上で、「米国の無分別な核戦争ヒステリーによって、朝鮮半島と全世界が核戦争のるつぼの中に巻き込まれるなら、その全責任は米国が負わなければならないであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

朝鮮外務省代弁人 米国と南朝鮮かいらいが行う連合空中訓練を糾弾

【平壌12月2日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省のスポークスマンは2日、次のような声明を発表した。

米国が12月4日から8日まで、南朝鮮のかいらいと共にわれわれを狙った史上、最大規模の連合空中訓練を行って先鋭な一触即発の現朝鮮半島の情勢を爆発へ追い込もうとしている。

米国と南朝鮮のかいらいが繰り広げる連合空中訓練には、米国の主要戦略資産である最新鋭ステルス戦闘機F22ラプターとF35を含む日本と南朝鮮の空軍基地から230余機の戦闘機と1万2000人余りの米軍兵力が参加することになる。

米国が主要戦略資産である最新鋭ステルス戦闘機F22ラプターとF35を朝鮮半島に大量投入して前例のない規模で実戦を想定した連合空中訓練を行うのは、今回が初めてである。

米国は、今回の連合空中訓練の目的がわれわれの主要戦略対象を戦争の初期に無力化させるための実戦能力を練磨するところにあると公然と唱えている。

米国はこの前も、3つの原子力空母打撃団を朝鮮半島の周辺に送り込んで、われわれを狙った最大規模の核戦争演習を強行し、最近われわれに対する核攻撃が実質的に可能であるということを世論化している。

今、トランプ一味は朝鮮半島で危険極まりない核の賭博をしながら核戦争を物乞いしている。

米国が核戦略資産を動員して前例のない大規模な軍事的挑発行為を絶えず働きながら、朝鮮半島情勢を一触即発の先鋭な状況へ追い込んでいることに対して、国際社会は非常に尋常でない動きと評しながら大きな憂慮と不安の中で見守っている。

諸般の事実は、朝鮮半島と世界の平和をかく乱し、破壊する本当の核戦争狂信者、核の悪魔が誰なのかをはっきりと示している。

米国がわれわれの正々堂々たる自衛的核抑止力強化措置を世界の平和と安全に対する脅威に罵倒してわれわれを「悪魔化」するのは、われわれに対する核先制攻撃の口実を設けようとするところにあり、核戦争の前奏曲であると言える。

わが国家核戦力の使命は、自衛的核保有国の地位をより強固にすることに関する朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令に明らかにされたように、共和国に対する米国の侵略と攻撃を抑止し、撃退して、侵略の本拠地に対するせん滅的な報復打撃を加えるところにある。

現実は、われわれが米国と実際の力のバランスを成す時、朝鮮半島と世界の平和と安全を守り抜くことができるということを再度明白に示している。

国際社会は、核戦争の太鼓の音がどこから響き出ているのかをはっきり見分け、朝鮮半島とひいては世界平和の破壊者、かく乱者である米国に全的な責任を問うべきであろう。

米国の無分別な核戦争ヒステリーによって、朝鮮半島と全世界が核戦争のるつぼの中に巻き込まれるなら、その全責任は米国が負わなければならないであろう。---

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