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リビア政府が韓国大使館の情報担当職員を追放する直前に、北朝鮮の外務省の高官のリビア訪問が確認されたと、韓国の文化日報が29日、伝えた。

同紙はこの日、韓国政府外交消息筋を引用して、「北の外務省のキム・ヒョンジュン副相が6月初旬にリビアを訪問し、リビア側と何らかの協議があったのは事実」と報じた。在リビア韓国大使館もホームページで、キム副相が6月にリビアを訪問したことを知らせている。

同副相は6月9日、シリアでワリド・ムアレム外交長官と面談したと言われている。同紙はこれを強調し、同副相が6月9日を前後に中東、アフリカ諸国の訪問の際にリビアを訪問したと分析した。

同副相がリビアを訪問した時期と、韓国大使館の情報担当職員の情報活動に『スパイ』疑惑が時点的に重なっているとし、北朝鮮とリビアの間で何らかの協議があった可能性と、その内容に注目すべきだと指摘した。

また、北朝鮮が天安艦事による米韓の追加対北制裁で、リビア側に助けを求めたという分析も文化日報は紹介した。

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同副相が北朝鮮とリビア間での防衛産業について話し合った可能性も考えられる。一部では、これと関連した北朝鮮関連の情報を収集する過程で、韓国の情報活動が問題化した可能性もあると、同紙は伝えた。

外交通商部は最近、「該当職員が北朝鮮関連情報と防衛産業協力関連の情報活動ので、リビア政府から抗議を受けた」と話した。

同副相は北朝鮮の外務省で『中東・アフリカの専門家』として知られている。北朝鮮の政府高官のリビア訪問は、2006年6月の対外貿易部長を団長とする代表団訪問以来4年ぶりだ。