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最近、人民武力部機関紙の『朝鮮人民軍(以下、軍報)』で金日成と金正日を同格ないしは、金正日を金日成よりも格上げした表現が登場していると、対北ラジオ放送の開かれた北朝鮮放送(代普Fハ・テギョン)が27日、伝えた。

金日成の誕生日記念する4月14日付けの軍報の2面には、「全世界が羨む金日成−金正日の強盛大国へと向かう白頭山革命軍の正しい信念と・・・」という表現が登場した。朝鮮人民軍の創立を記念した4月25日に記事では、金日成の名前は登場せず、「報告者らは…偉大な党の先軍革命の領道に従い…金正日の強盛大国を一日も早く立ち上げるため…戦って行く事について強調した」という表現が登場する。

これについて同放送は、これまで『社会主義強盛大国』、『主体の強盛大国』という表現は使われたが、強盛大国の前に金日成と金正日の名前を同列に扱われた事はなかった説明した。

また、北朝鮮を象徴する言葉の中で、『金日成の朝鮮、金日成の民族、金日成の祖国』など金日成が冠するのが通常であり、金正日が冠された事はなかったと説明した。

同日の軍報の社説では『白頭の先軍のリーダに忠誠に捧げ・・・』、『金正日の統一強国を立国し、主体革命の偉業を最後まで完成させよう』という表現が登場した。

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同放送は、「キム・ジョンウンが後継者として、父金正日を祖父の金日成と同格で扱い、歴史的な人物として格上げする忠誠心を見せる事で、立場を固めようという意図だ。金正日を金日成と同格にする事で、権力承継に向けた思想的基盤を作る思惑」と評価した。