「行方不明者は年間数百人」北朝鮮の漁民は命がけ…脱北の可能性は?

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遭難した漁船はイカ釣り漁船とされているが、北朝鮮で11月と12月はハタハタ漁が中心となる。ハタハタをめぐっては、こんなエピソードもある。金正恩党委員長が兵士達の食生活を改善せよとの指示で、食糧配給が大幅に増やされた。しかし管理が悪かったせいか、ハタハタのスープを食べた兵士達がひどい下痢を起こしたというのだ。

一方、比較的優遇されていた核・ミサイルをはじめとする兵器を開発し製造する軍需工場すらも、外貨稼ぎのために大規模な投資をして、イカ漁に乗り出している。イカは中国でも需要が多く、手っ取り早い外貨稼ぎの手段でもある。

(参考記事:金正恩氏の「兵器開発部隊」の財源は「イカ漁」だった

海に出るのは男たちだけではない。