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そしてついに朝鮮映画祭が始まった。朝鮮映画輸出入会社の上映室で。この行事は僕とニコラスだけのための行事で、僕たち以外に誰も観客はいなかったし、監督らにも会えなかった。ただ、ペク先生とソク同志が時折僕たちと一緒にいた。字幕がある映画はほとんどなかったが、同時通訳用イヤホンで、チェ先生とキム先生が英語でセリフを読んでくれた。

最初の映画は最近の作品で、『遥か遠くにある島』だった。映画はある小さい島で学生二人を教える女の先生の話であった。彼女は平壌に転勤したかったという。それは偉大な指導者金正日同志の近くにいたかったからだ。だが、ある事件を通じて彼女は自身の真の居場所がその島であることを悟る。そして、偉大な指導者は彼女を『僕たちの時代の英雄』であると絶賛する。彼女が自転車のランプを明るくする発電機を利用し、故障した灯台の光を修理したからだ。

僕は彼女が自転車のランプを利用して、船が崖に衝突するのを防ぐ場面が実に気に入った。だがそれを除いては、若干退屈だった。僕はペク先生にアクション、邪悪な米国人ら、韓国のスパイなどの本格的なドラマや現代問題に関連した映画を見たいと言った。僕は日本で知った北朝鮮版ゴジラのような映画を見たいと伝えた。

ペク先生は映画に対する僕の要求を理解し、映画を探してきた。ニコラスは疲れた様子であった。彼は映画祭を組織したことがなく、配給者でもなかったからだ。彼はただ「ドキュメンタリーを見せて下さい。それが僕の専門ですから」と話した。彼はドキュメンタリー映画監督であって、映画販売商ではなかった。だが、ソク同志は彼を配給者と勘違いし、招いたのだった。

上映室での2日間でペク先生の映画のチョイスは徐々に良くなった。滑稽なテコンドーの動作、可愛い女戦士、中世のチャンバラ、その上労働者のボンクラ息子の話まで見ることができた。その怠け者は北朝鮮の発展の為の犠牲に疑いを抱いていたが、社会で彼が引き受けなければならない位置を悟り、結局労働者になるというストーリーだ。

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この中から僕が一番気に入った映画は『私の幸福』だった。この映画は部隊の古参の看護師の一人が、北朝鮮の女性軍を威嚇し兵士を殺害した南朝鮮の軍艦に向かって泳いで行き、北朝鮮の脱営兵のふりをしてジャケットの下から手榴弾を取り出し、「金日成万歳」と叫びながら自身と軍艦を吹き飛ばす場面が出てくる。他の場面では女主人公の失踪した恋人が故郷に帰ってくる。奄ナは彼が足を失ったと言われていたが、彼は驚くべきことに完全な姿で戻った。前線の医者が自身の骨と筋肉を彼に移植したということだった。

おそらくこの映画を越えるような映画は『思い出の中に永遠だろう』しかないであろう。この映画は1999年作で、北朝鮮が経験したぞっとする様な気象災害と食糧不足を扱った映画だ。映画的なテクニックだけで災害を英雄宣伝物に変えてしまうとは!! 連隊長イ・チョルソクは悪に対抗し祖国を守護しろとの命を受ける。彼の部隊は人民が気象災害に打ち勝つために田舎の飢餓地域で後援するのであった。

日照りと戦うために水が入ったバケツを数純Lロメートルも担いで行き来したり、洪水を防ぐ為にダムで体を張って水を防いだり、その他さまざまなの英雄的行動など… 北朝鮮のプロパガンダがこの様な場面よりも、さらに壮大に表現されることはできるのだろうか? 本当に驚くべき英雄だ。もちろん、偉大な指導者は英雄中の英雄だ。だが、映画では決して登場しない。単に指導者の足跡が彼を象徴するだけなのである。それを人々は実に宗教的な熱意でその痕跡を大切に敬うのである。

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