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北朝鮮は先月7日、異例の最高人民会議を開催し、張成沢氏を国防委員会副委員長に昇進させた。実質的に権力を操る立場と言われる国防委員会副委員長に任命されたことは、彼が北朝鮮で金正日氏、金正恩氏に続いて「ナンバー3」になったことを公式に示した形だ。

北朝鮮は今年9月、44年ぶりとなる朝鮮労働党代表者会を開くという。当局は今回の党代表者会が「政治的事変」(大きな出来事)になるとしている。つまり、金正恩氏を後継者にする作業との関連をうかがわせている。

金正日総書記は父の金日成主席との「共同政権」期間を経験しており、後継者という新たな権力の恐ろしさをよく知っている。それでも後継者の権力整備を急ぐ理由は、自身の健康問題によるところが大きい。だが、急ぎの作業による弊害も大きい。