北朝鮮が今年1〜2月に中国から輸入した肥料の量が、昨年同期比で10分の1以下に減少していたことが明らかになった。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
韓国のシンクタンク、GS&Jインスティテュートの北朝鮮・北東アジア研究院長を務めるクォン・テジン氏が、中国海関総署の資料を分析。その結果によると、北朝鮮が1月と2月に中国から輸入した肥料が1万411トンであることがわかった。
2016年の同じ期間に輸入した11万6393トンと比べると、10分の1以下に落ち込んでいる。
クォン院長はRFAの取材に、もともと北朝鮮が毎年1〜2月に輸入する肥料の量は少ない傾向にあるものの、今年の少なさは異例だと指摘した。