昨年7月に韓国に亡命したテ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使が、25日に行われた英BBCとのインタビューで、次のように語っている。
「(北朝鮮に残してきた)私の兄弟姉妹、家族たちが今頃、人里はなれた山間へき地や政治犯収容所(Prison camp)に送られたことは確実であり、あまりに胸の痛いことです」
究極の選択
北朝鮮当局は外交官たちを海外に駐在させる際、亡命を阻むための人質として、子どもを国内に残させるのが普通だ。しかしテ氏は2人の息子と妻とともに亡命しており、「たいへんな幸運だった」とされている。