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北朝鮮の最高裁判所は16日、韓国系カナダ人牧師のヒョンス・リム(韓国名:林賢洙)氏の「国家転覆陰謀罪」を認め、無期労働教化刑の判決を言い渡した。朝鮮中央通信が報じた。

検察側は死刑を求刑していた。

リム氏は1月30日、人道活動を目的に北朝鮮北東部の経済特区・羅先(ラソン)市に入ったが、入国翌日に消息を絶ち、2月4日の帰国予定日にも戻らなかった。

北朝鮮当局が7月30日に行ったリム氏の「告白会見」で同氏は、2月2日にエボラ出血熱対策の入国制限措置に反し「違法に」平壌に移動したために拘束された、と語っていた。

北朝鮮当局は今年、中朝国境地帯などで活動する韓国系の宗教関係者や学生を相次いで拘束。スパイなどの違法行為を認める会見を開かせている。一連の会見では、「韓国の指示で北朝鮮国内にエロビデオを流布させた」などとする突飛な内容が述べられており、些細な事実を、北朝鮮当局が「陰謀」に仕立て上げた観が強い。

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リム氏は告白会見で、「金正恩体制を転覆し宗教国家の建国ねらった」などと述べていた。