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京都、神奈川、島根、山口の4府県警の合同捜査本部は16日、北朝鮮産マツタケの不正輸入事件で、東京都台東区の食品卸売会社「東方」の社長ら2人を外国為替法違反(無承認輸入)容疑で再逮捕した。

2人は3月26日、すでに同じ容疑で逮捕されているが、それとは別に2010年9月にも、経済産業相の承認を受けないまま北朝鮮産マツタケ約1.8トン(申告額約450万円)を上海浦東国際空港など中国の3空港から関西空港に持ち込み、輸入した疑いがもたれている。

容疑者らは否認しているという。また、京都地検は16日、最初の逮捕容疑について2人を処分保留とした。

京都府警などは2010年9月のマツタケ不正輸入の疑いについても、3月の逮捕時点ですでに把握していた。容疑者らの勾留期限いっぱいとなる16日の再逮捕に至ったのは、これをきっかけに、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する捜査を前進させるのがねらい。

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京都府警が主導する合同捜査本部は、容疑者らが過去に朝鮮総連傘下の貿易会社に勤めていたことなどから許宗萬(ホ・ジョンマン)朝鮮総連議長の親族らが組織的に関与したとの疑いを持っており、前回の逮捕時には東京都内に許氏宅などを捜索している。

こうした動きを受け、朝鮮総連はここ数日、警察の動向について情報収集を強化。17日朝には都内の施設に、多数の専従活動家を動員しているとの情報がある。

ただ、強制捜査を行う際に必ず動員される警視庁の機動隊には待機命令が出されていない模様で、朝鮮総連中央本部などに対する家宅捜索は先送りされた可能性がある。