北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、日本の国会に相当する最高人民会議の第13期第3回会議を4月9日に平壌で開催すると報じた。議題は明らかにされていないが、国防委員会や内閣、最高人民会議常任委員会の人事でどのような発表があるかが注目される。
北朝鮮では2月に朝鮮労働党政治局と党中央軍事委員会のそれぞれの拡大会議が相次いで開かれた。
2月18日の政治局拡大会議では、金正恩第1書記が「党の唯一的指導に挑戦した現代版分派分子らを断固摘発、粉砕」したことを評価する決定書が採択された。
「党の唯一的指導に挑戦した現代版分派分子」とは、張成沢氏や李英鎬氏ら、この間に粛清された政治家や軍人のことを指すと見られる。
一方、中央軍事委の拡大会議で正恩氏は「米帝と必ず行うことになる戦争の遂行方式とそれに伴う作戦戦術的問題を明らかにした」という。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面4月の最高人民会議でも、正恩氏による体制引き締めの方針が打ち出される可能性が高い。