北朝鮮が2020年までに、最多で100発の核爆弾を保有する可能性があるとの分析結果を、米国の専門家チームが24日、米ワシントンDCでの会合で公表した。
米ジョンズ・ホプキンス大学(米韓研究所)のジョエル・ウィット上級研究員は、核不拡分野の専門家であるデービッド・オルブライト氏と共同で、衛星画像データや北朝鮮メディアの報道、2009年?14年における北朝鮮の達成進度に基づき、考えられる3つのシナリオを想定している。
そのうち最も可能性が高いとされるシナリオでは、北朝鮮が2020年までに製造する核爆弾は50発。そして「最悪のケース」では核爆弾保有数が100発に達し、技術の大幅な進歩によって、破壊する範囲を絞った戦術用兵器から長射程で大威力の戦略兵器までを展開できるようになる可能性を指摘した。
なお、ウィット氏らの研究は15ヶ月にわたって行われる予定で、今回が最初の報告。