北朝鮮が運営するウェブサイトが完全にアクセスダウンした。この状態は23日未明からはじまり、午前11時現在で「朝鮮中央通信」「労働新聞」はアクセスできない。
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は22日(現地時間)、北朝鮮サイトが「DDoS攻撃(分散型サービス拒否)攻撃を受けている兆候があると報道した。
これに先立ち、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが受けたサイバー攻撃に関して、米連邦捜査局(FBI)は北朝鮮の仕業だと断定。オバマ米大統領は「適切な対処」を取ると述べていた。サイバー攻撃を巡って米朝が対立している矢先での出来事であり、北朝鮮の対応が注目される。
一方、北朝鮮が運営する対南宣伝用ウェブサイト「わが民族同士(ウリミンジョクキリ)」や「わが国(ネナラ)」なども23日明け方から不安定な状態が続いていたが、復旧している模様。
在日本朝鮮人総連合会が運営する「朝鮮新報」、在米同胞が運営する「民族通信」など北朝鮮が直接運営していないウェブサイトへのアクセス障害は起きていない。