北朝鮮外務省の報道官は14日、ミャンマーで実施された議会総選挙と新大統領の就任を受け、朝鮮中央通信の質問に答える形で談話を発表し、「政治的過渡期の終息」と「新たな発展段階への移行」に期待を示した。

談話によると、北朝鮮側は、憲法手続きに基づいて選出された大統領が正式に就任したことについて、「5年間の政治的過渡期が終息し、国家社会発展の新たな段階に入った」と評価した。そのうえで、ミャンマーが「強固な社会的・政治的安定」を達成し、「平和で持続的な発展環境」を整備しようとする動きを支持する姿勢を明確にした。

また、「ミャンマー人民の志向と選択を尊重する」とし、内政不干渉の原則を改めて強調。新たな政治体制の下での情勢進展が、国内の安定と経済発展のみならず、「地域の平和と情勢の安定」につながることへの期待を表明した。

北朝鮮がミャンマー情勢について公式に言及するのは異例ではないが、今回の談話は、選挙結果の正統性に一定の理解を示しつつ、安定重視の立場を前面に打ち出した内容となっている。国際社会でミャンマー情勢をめぐる評価が分かれる中、北朝鮮としては主権尊重を軸に、従来通りの原則的立場を再確認した形だ。