北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が20日、江原道(カンウォンド)に完工した淮陽(フェヤン)軍民発電所の竣工式に出席した。朝鮮中央通信が伝えた。
同通信によると淮陽軍民発電所は、金正恩氏が「江原道が地域の経済発展と人民の物質・文化生活の向上のために必ず建設すべき重点課題とし、総力をあげてきた六つの水力発電所のうち最後の建設対象」という。
竣工式には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員、政府の指導幹部、江原道と淮陽郡の活動家、勤労者、発電所の従業員らが出席した。
金正恩氏が演説を行い、「未来のために、次世代のために、これが時代と歴史が江原道の発電所に刻む題名である」と強調した。
金正恩氏は竣工のテープカットを行い、発電所などを見て回った。
金正恩氏は、「江原道の人民こそ自力更生だけが生きる道であり、自力自強を原動力として捉えていくとき、不可能なことはないというわが党政策の生命力を自分らの堅実な愛国忠義の念と頑強な努力をもって実証していくわれわれの時代の開拓精神の持ち主、典型である」
金正恩氏は「軍民大団結の威力が本当に大したものである、江原道の人民の闘争史にもう一つの立派なページを記した記念碑的建造物は党に従って全面的国家繁栄の時代、地方変革の新しい転機を開いていくわが世代の愛国勲功を末永く伝えるようになる」と強調した。
