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北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)が26日、朝鮮戦争休戦71周年に際して、平壌の「友誼塔」を訪れ献花した。朝鮮中央通信が伝えた。

北朝鮮は朝鮮戦争(1950年6月25日〜1953年7月27日)を「祖国解放戦争」とし、勝利したと主張している。中国人民志願軍は1950年10月25日、朝鮮戦争で北朝鮮を支援するために参戦した。友誼塔は中国人民志願軍の戦死した軍人を顕彰するために建設された。「中朝友誼塔」とも呼ばれる。

金正恩氏が友誼塔を訪れるのは2年ぶり。金正恩氏がロシアのプーチン大統領と首脳会談を行いロ朝関係を強化するなか、中国が不快感を示しているという見方があるが、金正恩氏が友誼塔に献花することで、関係悪化を打ち消した形だ。

崔善姫(チェ・ソニ)外相と朝鮮労働党中央委員会の金成男(キム・ソンナム)国際部長が同行した。朝鮮人民軍(北朝鮮軍)儀仗隊の行進が行われ、金正恩総氏は同行した幹部と友誼塔を見て回った。

金正恩氏は、「わが祖国の最も困難な時期に朝中両国の人民が同じ塹壕で生死、苦楽を共にして勝ち取った勝利の7・27は、歳月が流れ、世紀が変わっても変わることなく生命力を発揮する人類史的大勝である」と述べた。