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北朝鮮外務省は12日、 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で採択された宣言に対して「新冷戦と軍事的対立をあおる対決綱領」と非難する報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

NATOは10日、北朝鮮がロシアに弾道ミサイルなどを輸出していることを非難する宣言を採択した。

談話は、宣言に対して「自主的な主権国家の合法的権利を毀損する不法文書であり、全地球的範囲での新冷戦と軍事的対立を鼓吹する対決綱領である『ワシントン首脳会議宣言』を最も強く糾弾、排撃する」と述べた。

また、「われわれは、米国が追求するNATOの『グローバル化』戦略が必ずや全世界的な戦争の危険を招きかねないということについて厳重に警告する」とし、「米国は当然、主権尊重と内政不干渉、平等と互恵をはじめとする公認された国際法的原則に乱暴に違反しながら他国の自主権と安全利益を甚だしく侵害し、世界の戦略的安定を絶えず破壊していることに対する全責任を負わなければならない」と主張した。

そのうえで、「より強力な水準の戦略的対応で侵略と戦争の脅威を徹底的に抑止し、地域と世界の平和と安全を守っていくであろう」と強調した。