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北朝鮮で6月28日から7月1日にかけて、朝鮮労働党中央委員会第8期第10回総会拡大会議が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。

同通信によると、「総会は、党中央委員会第8期第9回総会で決定された今年の国家活動方向と諸般の課題の成功裏の貫徹のために上半期の活動実態を総括し、下半期の活動の中心方向と闘争方針を策定するとともに、朝鮮式社会主義の本態と人民的性格を固守していく上で実践的意義を持つ重要問題」を討議、決定した。

金正恩総書記をはじめ、労働党中央委員会政治局常務委員会委員と労働党中央委員会政治局委員・委員候補、労働党中央委員会委員・委員候補が会議に出席し、党中央委員会の幹部らが出席した。

党中央委員会政治局の委任を受け、金正恩氏が司会した。

金正恩氏は、「最近、われわれが毎年、年末の総会で採択された決定実行のための中間総括会議として6月に総会を招集している活動システムは現在、われわれの活動に有益であると述べ、今回の総会でも上半期の活動で収めた成果と欠点、その原因について正確な評価を下し、下半期の活動を緻密に企画、手配することに注目しなければならない」と延べながら、総会の開始を宣言した。

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総会では「1.2024年度の主要党および国家政策の実行状況の中間総括と対策について」「2.幹部の活動方法と作風を改善することについて」「3.重要部門の事業規律を強めることについて」「4.司法制度の強化・発展のための諸問題について」「5.組織問題」の議題が可決された。

第一議題に関して、「上半期に党および国家経済政策の実行において現れた一連の欠点と弊害」が報告され、「指導幹部らは、自分の部門で総会決定の実行過程で収められた成果と偏向的問題を分析し、早急に対策を立てるべき問題」を提起した。

金正恩氏が第一議題について結語を述べた。

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金正恩氏は、「今年の上半期の経済状況を昨年同期と比べて見ても、確然たる上昇ぶりを感知することができると思う」などとしながら、「人民経済の各部門で現れている偏向と欠点を深刻に分析、総括し、5カ年計画に予見された経済発展水準に到達するための活動を実質的に、着実に推し進め、経済全般の安定的かつ持続的な発展軌道をもたらす上で提起される課題を詳細に示した」という。

一方、「内閣は、国家の経済全般に対する統一的指揮の強化を優先させるとともに、人民経済計画規律の確立に主たる力を入れ、経済活動に内在する欠点と難関を適時に効果的に克服し、生産成長と技術発展を積極的に促すべきである」とのべた。

また、「人民軍と全ての共和国武装力の軍事・政治活動方向について明らかにした」としているが、具体的な内容については言及されなかった。

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金正恩氏が結語を述べた後、総会は第二議題を討議し、「一部の活動家の中から現れた機械的で図式的な活動態度と形式主義、うわべ飾りの仕事ぶり、主観と独断、権柄と官僚主義をはじめ革命的大衆観点が正しくない間違った活動作風の重大さと悪結果を分析し、辛辣に批判、総括した」という。

つづけて、第三議題を討議し、「経済と科学技術を将来を見通して実際に発展させるのに志向されるべき重要部門の事業システムの不合理性から一連の偏向が発露していることについて資料を挙げて分析し、対策的問題を提起した」という。

さらに、第四議題を討議し、第五議題では組織問題を討議した。

労働党中央委員会委員・委員候補を召還および補欠選挙し、労働党中央委員会の部長を務めた李斗星(リ・ドゥソン)氏を解任し、金正順(キム・ジョンスン)氏を新たな部長に任命した。

つづけて、労働党中央委員会第8期第21回政治局会議が7月1日に招集され、「各部門の分科協議会でまとめられた意見を審議し、最終的に確定した決定書草案を総会に提出することを決定した」という。総会は、3件の決定書を全会一致で採択した。