北朝鮮の金正恩総書記が6日、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)西部地区重要作戦訓練基地を視察した。朝鮮中央通信が伝えた。
米韓両軍は4日から、北朝鮮が昨年11月に2018年の南北軍事合意を破棄して以来、初めてとなる大規模な定例軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を開始した。北朝鮮国防省は4日、演習の中止を求める報道官談話を発表した。金正恩氏の軍視察は米韓に対抗する意図があると見られる。
朝鮮労働党中央委員会の朴正天(パク・チョンチョン)書記(党中央軍事委員会副委員長)が同行した。現地で強純男(カン・スンナム)国防相、李永吉(リ・ヨンギル)北朝鮮軍総参謀長と副総参謀長、戦闘訓練局長、重要任務遂行部隊の部隊長、軍の指揮メンバーが出迎えた。
金正恩氏は、重要作戦訓練基地について調べた後、監視台に上がって各部隊の実動訓練を指導した。
金正恩氏は、「わが軍隊が敵の恒常的な威嚇を圧倒的な力で牽制し、些細な戦争挑発企図も徹底的に制圧するとともに、有事の際に課された重要任務を正確に遂行するためには戦争準備の完成において変化、発展する現代戦の様相を踏まえて、つねに要求の度合いを一段と高め、戦闘能力を飛躍的に高めるための実戦訓練を絶えず強化しなければならない」と述べた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、「祖国防衛も、社会主義建設も全て引き受けて時代の先頭に立って突進している人民の真の守護者、奉仕者であるわが軍隊があるので、国が堅固であり、人民の安泰が守られ、幸福が創造されるのである」と強調し、戦闘員たちと共に意義深い記念写真を撮った。