北朝鮮国営の朝鮮中央通信は3日、日本が進める長射程ミサイル導入は「自殺的な妄動だ」とする個人名の論評を配信した。
外務省日本研究所の金雪花(キム・ソラ)研究員の名義で出された論評は、「看過できないのは、日本の危険極まりない軍事大国化策動がアジア太平洋地域の目下の手先らを朝鮮と中国、ロシアに反対する代理戦争の手先に作ろうとする米国の覇権戦略実現のシナリオによるものであるという事実」だと主張。
「周辺諸国を射程内に収める長距離ミサイルの確保に狂奔している日本は今、地域の最大脅威国家として浮上している」としながら、「時代錯誤の覇権熱望と膨張主義的幻想に浮ついた米国にあくまでも追従して『大東亜共栄圏』の昔の夢の実現に執着していれば、正義の地域社会の共同の標的になるだけ」だと強弁した。