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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は12日朝、特別列車で国境を越え、ロシア極東沿海地方に入った。ロシア当局筋によると、列車は沿海地方を北上し、アムール州方面に向かった。ロシアのプーチン大統領は同日、ウラジオストクでの東方経済フォーラムで、アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で「予定がある」と述べた。金正恩氏と13日に宇宙基地で会談することを示唆したとみられる。

北朝鮮代表団には金正恩氏を除く軍序列1、2位の幹部が同行。ウクライナに侵攻するロシアへの武器支援を含む軍事協力も主要議題となりそうだ。

ロシアのペスコフ大統領報道官によると、会談では2国間関係や地域、国際問題を協議。両国代表団の会合のほか「一対一」の対話も行い、夕食会を開く。機微な分野の協力は発表せず、記者会見も行わない。数日中に行われる首脳会談の開催地は「極東だ」と述べるにとどめ、具体的な地名の言及を避けた。

両首脳の会談は2019年4月にウラジオストクで開催されて以来、約4年半ぶり。