北朝鮮の強純男(カン・スンナム)国防相は24日に発表した談話で、ウクライナ侵略を進めるロシアへの支持を強調し、ロシアへの武器供給を辞さない姿勢を示した。朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、米国が「ロシア国防相のわが国の訪問を契機に『朝露武器取り引き説』をまたもや取り上げて国連の『制裁』に違反するだの、朝鮮がロシアの残忍な侵略戦争を支援するだのというほらを吹いている」と指摘。
これに対して「再びわれわれの明白な立場を明らかにする」としたうえで、「われわれの自主権と生存権を抹殺するために敵対勢力が作り上げた国連安保理『制裁決議』をわれわれは一度も認めたことがなく、米国と西側が自分らの強盗さながらの論理と基準によって下した誰それの『侵略』に対する定義も、われわれには絶対に通じない」とし、国連や西側諸国の規範に縛られず行動する姿勢を強調した。
さらに「われわれは、国家の主権的権利を守り抜き、国際的正義を実現するためのロシア人民の正義の偉業に今一度全面的な支持と連帯を送るとともに、共通の敵に反対する正義の戦いでロシアとの戦闘的友誼と団結を百倍にしていく」と表明。
続けて「米国主導の西側集団をしのぐ正義で進歩的な勢力の物心両面の支持、声援の中、英雄的なロシア軍が偉大な戦勝の歴史にもう一度栄光に輝く一ページを書き込むことになるその日は必ず来ると確信する」と強調した。