人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は7日、太平洋に向けて発射した弾道ミサイルを米軍が迎撃する場合、これを「宣戦布告と見なす」とする談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

金与正氏は先月20日、「太平洋をわれわれの射撃場にする」として、日本列島の上空を通過するコースで弾道ミサイルを発射する可能性を示唆した。韓国紙・朝鮮日報の6日付の報道によると、アキリーノ米インド太平洋軍司令官はこれを受け、北朝鮮が太平洋に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合は直ちに撃墜すると発言したという。

金与正氏はこれに、「太平洋を自分の中庭のように見なして米軍が随時実施する戦略兵器試験発射を、もし第3国が対応を名分に迎撃を試みる場合、米国がどんな反応を見せるかが非常に興味深い」と反発。

そのうえで「米国の管轄権に属しない公海と空域で周辺諸国の安全に全く危害がなく行われるわれわれの戦略兵器実験に迎撃のような軍事的対応が伴う場合、これは言うまでもなく朝鮮民主主義人民共和国に対する明白な宣戦布告と見なされる」と主張した。

さらに、「われわれは米軍と南朝鮮かいらい軍部の活発な軍事的動態をもれなく注視、掌握しているし、判断によっていつにでも適切で迅速であり、圧倒的な行動が取れる常時的準備態勢にある」と強調した。