朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総参謀部の報道官は6日、「敵の前線近接地域での砲撃挑発に対する対応および警告目的の一環で、82発のロケット砲弾を延べ8時間30分にわたって海上に射撃した」と明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮による砲撃は前日に続くもので、米韓両軍が5~6日に韓国北部の江原道鉄原で実施した多連装ロケットシステム(MLRS)の発射訓練に反発したもの。
報道官は、「敵は、意図的に数十発のロケット砲弾射撃を肉眼監視の可能な前線一帯の射撃場で行い、われわれのやむを得ない対応を誘発させた後、『9・19北南軍事分野合意』に対する『違反』という常套的な詭弁(きべん)を並べ立ててわれわれに責任を転嫁しようとしている」と非難した。