北朝鮮の金正恩総書記が18日、「最大非常防疫戦に参戦して首都防衛、人民防衛の聖なる任務を完遂して不滅の偉勲を立てた」として、朝鮮人民軍（北朝鮮軍）の軍医部門戦闘員に会って演説を行った。朝鮮中央通信が伝えた。

金正恩氏は、平壌の4・25文化会館で、軍医部門戦闘員らと会った。これに先立ち、朝鮮労働党中央委員会と内閣は10日、平壌で全国非常防疫総括会議を招集。金正恩氏は会議で「領内に流入した新型コロナウイルスを撲滅し、人民の生命と健康を保護するための最大非常防疫戦で勝利した」と宣言。今回の面会と演説で改めて新型コロナウイルス問題の終息をアピールした形だ。

金正恩氏は演説で、「わが党に限りなく忠実な革命戦士、人民の息子、実の兄弟、これが91日間の聖なる戦闘の道程に平壌市民の脳裏に刻まれた軍医部門戦闘員の真の姿であった」と戦闘員たちを高く評価し、記念写真を撮った。