北朝鮮の金正恩総書記が完工を控えた松新(ソンシン)・松花(ソンファ)地区の1万世帯住宅建設場を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が16日、報じた。
朝鮮労働党は2021年1月に開催した第8回大会で、「平壌市5万世帯住宅建設構想」を打ち出した。松新・松花地区の1万世帯住宅建設は、同構想に沿ったものだ。
朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である趙甬元(チョ・ヨンウォン)組織書記、労働党中央委員会の李日煥(リ・イルファン)、呉秀容(オ・スヨン)の両書記、労働党中央委員会の副部長が同行した。
金正恩氏は、「街の全景が本当に見ものだ、主体性と民族性、現代性を徹底的に具現すべきだという党の建築美学思想が正確に具現された」と満足したという。
また、「近代的な1万世帯の住宅を短期間内にわれわれの力で立派に建設したのはわが党の建築美学思想の正当性と主体的自立経済の潜在力、党と大衆の一心団結の不敗さに対する明確な誇示になる」としながら、「太陽節(金日成主席の誕生日)まで人民が新居入りできるように完璧に仕上げよう」と述べた。