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北朝鮮の朝鮮人強制連行被害者・遺族協会のスポークスマンは1日、1923年の関東大震災から98年となるのに際して談話を発表し、当時行われた朝鮮人虐殺を非難した。朝鮮中央通信が伝えた。

談話は、震災発生後に「日帝は、『朝鮮人暴動説』を捏造し、『朝鮮人が放火する』『朝鮮人が井戸に毒を投げる』などの流言飛語を大量流布させる一方、軍隊と警察、『自警団』を駆り出して10日余りの期間だけでもおおよそ2万3000人余りの在日朝鮮人を人間としては想像すらできない野蛮な方法で虐殺した」と述べた。

また、「在日朝鮮人大虐殺は、日帝こそ人間憎悪と民族排外主義が骨髄に徹した殺人鬼、血を好む吸血鬼であり、人間狩りを道楽とする殺人悪魔、朝鮮人民の不倶戴天の敵であるということを示している」と非難した。

一方、「日本当局はその時から一世紀になるまでこの事件の真相さえはっきり究明しておらず、いささかの罪意識も、責任感も感じていない」とし、「むしろ、自分らの過去犯罪を否定、隠蔽することに汲々としながら反朝鮮謀略宣伝で日本社会に極端な朝鮮民族排外主義を鼓吹している」と指摘した。

そのうえで、「われわれは、天人共に激怒する朝鮮人大虐殺蛮行に対する謝罪と反省どころか、歴史歪曲と時代錯誤の反朝鮮・反総聯(朝鮮総聯)策動に狂奔している日本当局と右翼反動層の無分別な妄動にこみ上げる憤激を禁じ得ず、これを全ての過去被害者と遺族の名で峻烈に断罪、糾弾する」と主張した。