北朝鮮の青年団体である「金日成・金正日主義青年同盟」(青年同盟)第10回大会が27日に開幕した。朝鮮中央通信が29日、伝えた。
北朝鮮では、満14~20歳の青年・学生層は青年同盟に加入する義務がある。1946年1月17日に「朝鮮民主青年同盟」という名称で創立された。その後、「朝鮮社会主義労働青年同盟」を経て、1996年1月の創立50周年に「金日成社会主義青年同盟」に改称された。さらに23年ぶりに開かれた2016年の第9回大会で現名称となった。
在日本朝鮮青年同盟(朝青)中央常任委員会と在中朝鮮人青年協会が金正恩総書記に祝旗を送った。
大会は、次のような議案を承認した。
1.金日成・金正日主義青年同盟中央委員会の活動総括
2.金日成・金正日主義青年同盟中央検査委員会の活動総括
3.青年同盟の名称を改めることについて
4.青年同盟規約の改正について
5.青年同盟中央指導機関の選挙
青年同盟中央委員会の朴鉄民(パク・チョルミン)委員長が第1の議案に対する報告で、「青年同盟の各組織で思想教育団体としての本然の任務にふさわしく青年組織の戦闘力を全面的に打ち固めるための活動を力強く推し進められなかった欠点を資料を挙げて分析、総括した」という。
また、「青年同盟組織が反社会主義・非社会主義的傾向を一掃し、社会主義的生活様式を確立するための革命的な思想攻勢、攻勢的な防御、度合い強い闘争を繰り広げる」と述べた。