北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は31日、金正日総書記の著作発表39周年に際して、著作を讃える署名入りの論説を掲載した。また、朝鮮中央通信も同著を讃える記事を配信した。
金正日氏は1982年3月31日に、『チュチェ(主体)思想について』を発表した。論説と記事は金正日氏とチュチェ思想を讃え、内部統制を図る狙いがあると見られる。
労働新聞の論説は、著作は「金日成主席が創始したチュチェ思想を全面的に集大成して全一的に体系化した不滅の双書である」と述べた。
また、「金日成主席と金正日総書記が創始し、深化、発展させてきたし、金正恩総書記がいっそう豊かにするチュチェ思想こそ、革命と建設の永遠な勝利の旗印、繁栄の霊剣である」と強調した。
朝鮮中央通信は、「チュチェ思想は、人民大衆の自主性を実現するための闘争を力強く励ましていることによって、進歩的人類の精神となっている」と主張した。