人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党宣伝扇動部副部長は30日、北朝鮮の国防科学院が行った弾道ミサイル発射実験に対する文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の発言を非難する談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。

文在寅氏は昨年7月23日、国防科学研究所を訪問し、新型弾道ミサイルの発射実験成功を、「韓半島の平和を守る」ものだと称賛した。

金与正氏はこのときの発言を詳細に引用しつつ、「北と南の同じ国防科学研究所で行った弾道ミサイル発射実験について、自分らが行ったのは朝鮮半島の平和と対話のためのものであり、われわれが行ったのは南の同胞の懸念をかき立て、対話の雰囲気に困難を与える、決して好ましくないことだと言うのだから、その鉄面皮さに驚愕を禁じ得ない」と反発。続けて「非論理的で厚顔無恥」「米国産のオウム」などと、強い非難の言葉を並べた。

(参考記事:「世間知らずの間抜け」北朝鮮国内で金与正氏に激しい批判

一方、金与正氏は2019年12月以降、党組織指導部に籍を置いていると見られていたが、今回の談話により党宣伝扇動部の所属であることが明らかになった。