北朝鮮国営の朝鮮中央通信は28日、日本の軍備増強を非難する論評を配信した。防衛省の2021年度当初予算は前年度比0.5%増の5兆3422億円。防衛費は7年連続で過去最大を更新している。
論評はこうした現状を巡り「2021年の予算案に航空『自衛隊』の次世代戦闘機開発費用として数百億円を含めるなど、史上最高の軍費を支出しようとしており、2隻の新型イージスシステム搭載艦に相手の射程圏外からの攻撃が可能な長距離巡航ミサイルを導入するための検討を正式に開始した。
射程500キロメートル以上の超音速ミサイルの開発を進める一方、『敵』の極超音速滑空兵器に対処するための研究を計画し、車両にレーザー兵器を搭載してドローンを無力化させる方案も進捗させている」などと言及。
(参考記事:「日本の空軍力に追いつけない」米国と亀裂で韓国から悲鳴)
続けて、日本反動層の日ごとにいっそう露骨になる軍事大国化と海外膨張野望の集中的な発露として、島国の大陸侵略企図がどれほど極に達したのかを如実に示している」と主張した。