北朝鮮で29日、金正恩党委員長の司会の下、朝鮮労働党中央委員会第7期第21回政治局拡大会議が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。
政治局拡大会は今月15日にも開かれており、1カ月間に2回目の開催となった。主に2021年1月に開催が予定されている党第8回大会に関する議論が行われたようだ。
会議には、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の委員と党中央委員会政治局の委員、委員候補が参加。党中央委員会の重要部署の幹部と党大会準備委員会のメンバーらが出席した。
会議では、労働党第8回大会の準備状況や「党中央委員会の当該の部署機構を改編する問題、経済活動に対する党の指導を改善し、当面の経済課題執行のための重要問題を主要議案として討議、研究し、決定した」としている。大会では労働党に新しい部署が新設される可能性がある。
一方、会議では大会準備状況の報告を通じて、「一連の偏向」が指摘された。また、経済指導機関が適切な指導を行えておらず、「主観主義と形式主義を克服していない実態について深刻に批判」したとしており、大会に向けてなんらかの問題が生じていることがうかがえる。