北朝鮮国営の朝鮮中央通信は14日、従軍慰安婦問題をめぐり「日本の国家と軍部が組織的に、計画的に強行した特大型の反人倫犯罪」だと非難する論評を配信した。
日本の外務省は韓国系市民団体がドイツで慰安婦少女像を設置したことを受け、10月21日までに同省ホームページに「女性を『性奴隷』にした事実はない」などとする見解をドイツ語で掲載した。日本政府は今後も同様の見解を他の言語に翻訳して発信する方針だという。
こうした動きに対して論評は、「日帝によって計り知れない不幸と苦痛をなめた朝鮮女性だけでなく、各国の女性に対する我慢できない冒瀆であり、人間の倫理さえ投げ捨てた不倫児の厚顔無恥な妄動である」と強調した。
また、「20万人に及ぶ朝鮮女性をはじめ、数多くの女性を国家組織的に強制拉致、誘拐して侵略の戦場に連れて行きながら無残に蹂躙し、大量虐殺した反人倫的な罪悪はすでに、被害者らの証言と歴史記録によって明白にさらけ出された」と主張した。
そのうえで、「日本が罪悪の歴史を覆い隠してみようとあがくほど、反人倫犯罪者としての醜悪なざまはさらに浮き彫りになるだけである」と述べた。