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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒を促す記事を配信した。

北朝鮮は、国内における新型コロナウイルスの感染者発生を公式には認めていない。一方、新型コロナウイルスに感染した疑いのある患者と自己隔離者が多く発生しているとの情報もある。記事からは北朝鮮当局が依然として、感染拡大に神経を尖らしていることがうかがえる。

記事は、「海岸沿線地域の非常防疫部門では、海の出入りに関連して防疫陣地を鉄桶のごとく打ち固める一方、防疫所メンバーの責任感と役割を強めて人員と機材の消毒を疫学的要求通りに几帳面に行うようにしている」と述べた。

また、「国境地域で防疫の障壁に破裂の穴が生じかねない盲点に対して適時に対策を立て、水も漏らさぬ封鎖線を構築するための活動が推し進められている」と強調した。

そのうえで、「交通運輸部門で、消毒薬と消毒用器具を十分に用意し、旅客運輸手段に対する消毒の回数を増やし、旅客に対する体温の測定などを実質的に行っている」と強調した。