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北朝鮮政府は今年1月、新型コロナウイルスの国内流入の防止のため、国境を封鎖し、貿易を停止する措置を取ったが、5ヶ月に渡って閉じられていた国境が再び開かれる兆しが察知されたと、韓国の公共放送KBSが報じた。

KBSは、15日の午前10時台に撮影した映像として、中国遼寧省の丹東から鴨緑江大橋を渡り北朝鮮へ向かう複数台のコンテナトラックと、北朝鮮側から防護服を来た係官がトラックを消毒する様子を放映した。台数は40分間で30台に及んだと報じた。

KBSは、封鎖されていた国境の再開について、丹東では新型コロナウイルスの新規感染者が2ヶ月出ていないことと、北朝鮮の経済難の深刻化が背景にあると分析した。

ただ、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の元汀里(ウォンジョンリ)税関など、中国やロシアとつながる他の国境の動静については伝えられておらず、今のところ全面的な国境封鎖の解除は確認されていない。

北朝鮮は、国内で流通する多くの商品を中国から輸入していることから、国境の封鎖で物価が高騰した。また、商業活動が萎縮し、生活苦を訴える人が急増、犯罪が多発するなど一部で混乱が生じている。

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