北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は5日、新型コロナウィルスの拡大防止を呼びかける署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。
論説は、「正面突破戦の勝利を収めていくうえで提起される重要な問題の一つは、生産文化、生活文化を確立するための活動を力強く繰り広げることである」と述べた。「正面突破戦」とは昨年末に開かれた朝鮮労働党第7期第5回総会で金正恩党委員長が掲げたスローガンだ。
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つづけて、「生産文化を確立するということは働き場をきれいに整え、設備、資材を大事に扱い、製品の質と文化衛生性を保障する」とし、正面突破戦を展開するうえで衛生環境が重要だと説明した。
また、北朝鮮で毎年3、4月に衛生面での啓蒙活動として行われている「春期衛生月間」に言及し、「新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための活動と結びつけて行うことが重要である」と強調した。
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