北朝鮮の金正恩党委員長が白頭山(ペクトゥサン)地区の革命戦跡地を見て回った。日時は不明。朝鮮中央通信が4日付で伝えた。
崔龍海(チェ・リョンヘ)最高人民会議常任委員長と朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の朴正天(パク・チョンチョン)総参謀長をはじめ、北朝鮮軍の司令官と軍団長、朝鮮労働党中央委員会の幹部が同行。記事には記されていないが、公開された写真には李雪主(リ・ソルチュ)夫人や玄松月(ヒョン・ソンウォル)朝鮮労働党中央委員会副部長の姿も見られる。
金正恩氏は、「今日のこの強大な社会主義祖国を夢で大事に描いてみて、険山峻嶺を剛毅な意志でかき分けて越え、切り抜けて越えたはずのその日の主席の心中を敬けんに振り返ってみると、われわれがどんな覚悟でわが革命の獲得物を守るべきか、われわれがどんな心構えで代を継いででも最後までこの道だけを行くべきかという決心がいっそう固くなる、それで心と肩はなおいっそう重くなるが力は強く湧いてくる」と述べた。
一方、「革命戦跡地、革命史跡地踏査に関連する問題を実務的に対して駆け引きしたり、条件のせいにして執行を怠る傾向、革命伝統教育を慢性的に対して回想記の会読などで代えようとする傾向を徹底的に排撃、克服するための対策を立てなければならない」と述べるなど、思想教育が疎かになっていることを厳しく指摘した。