北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は25日、中国人民志願軍の朝鮮戦争(1950〜1953)参戦69周年に際して、「中国人民志願軍烈士と老兵に崇高な敬意を表する」とする署名入りの論説を掲載した。朝鮮中央通信が報じた。
朝鮮戦争がはじまった1950年10月25日、北朝鮮の要請によって中国人民志願軍は正式に朝鮮戦争に参戦した。中国人民志願軍の呼称は、毛沢東の命名による。朝鮮戦争を支援するために編成した軍事組織で、表向きは義勇兵であるとしてこの名称を用いた。
論説は、「中国の党と政府と人民は建国初期の多くの困難をものともせず、自分のたくましい息子、娘で組織された志願軍を朝鮮戦線に派遣して朝鮮人民の正義の偉業を血潮を流して援助し、戦争の勝利に大きな貢献をした」と述べた。
また、「最高指導者金正恩党委員長は、昨年と今年に5回にわたって中国の習近平総書記と歴史的な対面を行ったし、両国の親善関係の強化、発展に不滅の業績を積み上げた」と強調した。