北朝鮮国営の朝鮮中央通信は21日、防衛省がコンピュータウイルスを保有する方針を固めるなど、日本が軍事力増強に取り組んでいることを非難する論評を配信した。
東京新聞4月29日付などによると、日本政府は、日本の安全保障を揺るがすようなサイバー攻撃を受けた場合に反撃するとして、防衛省でコンピュータウイルスを作成、保有する方針を固めたという。
(参考記事:北朝鮮「日本の核武装化こそ問題」主張でドツボにはまる)これに対して論評は、「日本の戦争ヒステリーが日々増しており、『自衛隊』武力の実戦化が多角的に強行推進されていることを示している」と指摘。また、最新兵器の導入や自衛隊と諸外国との軍事協力に言及しつつ、「問題は、日本がこれら全てのことを『防衛』のためのものに描写し、公然と侵略戦争の準備を進めていること」だと主張した。